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衛生センター
施設概要
組合構成町 | 養老町、海津市 | ||||
所在地 | 岐阜県養老郡養老町高田1859番地 | ||||
処理方式 | 【水処理】前脱水+循環式脱窒素処理+活性炭吸着+紫外線滅菌 | ||||
【資源化】汚泥助燃剤化方式 | |||||
処理能力 | し尿:8KL/日 | 合計:65KL/日 | |||
浄化槽汚泥:57KL/日 |
放流水質
水素イオン濃度(pH) | 5.8〜8.6 | |
生物化学的酸素要求量(BOD) | 10mg/L以下 | |
化学的酸素要求量(COD) | 20mg/L以下 | |
浮遊物質(SS) | 20mg/L以下 | |
全窒素含有量(T-N) | 10mg/L以下 | |
全リン含有量(T-P) | 1.0mg/L以下 | |
色度 | 30度以下 | |
大腸菌群数 | 1,000個/cm2以下 |
フローシート
行政区域図
施設全体配置図
受入・中継設備
受け入れたし尿や浄化槽汚泥等は、トラックスケールで計量したあとに、受入室内の受入口から投入され、砂・小石等を除去し中継槽に貯留します。
■トラックスケール 収集車のごとにトラックスケールで計量を行い、重量を自動的に記録します。 | ■受入室 出入口を自動シャッターで遮断することにより、受入時に発生する臭気を漏らさず補集します。 |
■沈砂除去装置 受け入れたし尿や浄化槽汚泥等の中の砂や小石等を全自動で分離・洗浄して場外に排出します。 | ■破砕機 2種類の破砕機により、し尿や浄化槽汚泥に含まれるし渣を破砕し、繊維状にすることで均質化を行います。 |
脱水汚泥(資源化)設備
低動力型高効率遠心脱水機により含水率70%以下の脱水汚泥と脱水ろ液に分離します。脱水汚泥は助燃剤として清掃センターで使用し、脱水ろ液はスクリーンユニットに通します。
■低動力型高効率遠心脱水機 浄化槽汚泥の性状変化に強い2台の低動力型高効率遠心脱水機の採用により、安定した助燃剤(脱水汚泥)と脱水ろ液に分離します。 | |
■助燃剤(脱水汚泥) 含水率70%以下の脱水汚泥を清掃センターで焼却することで、清掃センターで使用する燃料(灯油)の消費量を減らす助燃剤としての役目を果たします。 | ■脱水ろ液(右側) 低動力型高効率脱水機で汚泥と分離し、スクリーンユニットに通すことにより、固形物の極端に少ない脱水ろ液となります。 |
主処理設備
脱窒素槽と硝化槽において微生物の力で処理したあと、膜分離槽内のセラミック製の膜に通し、固形物を全く含まない処理水にします。
■硝化槽(超微細気泡散気装置) 酸素溶解効率の高い超微細気泡散気装置の採用により、消費電力が低減され、CO2の排出量の削減が可能となりました。 | ■膜分理槽(セラミック膜) 膜分離装置にセラミック製の膜を採用することにより、汚れが付着しにくく膜の閉塞が抑えられ、膜の破断もなく長期間(15年以上)安定した性能を維持します。 |
■膜処理水(右側) |
高度処理・消毒放流設備
活性炭吸着塔により、主処理後の処理水の色やわずかに残った汚れを吸着処理します。
■活性炭吸着塔 上向流式活性炭吸着塔の採用により、部分的に新しい活性炭と交換が可能なため、安定した放流水質の確保と活性炭の使用量が削減されます。 | ■紫外線消毒装置 活性炭処理水に紫外線を照射することにより、大腸菌等がほとんどいない衛生的な放流水となります。また、消毒用塩素剤を使用しないため、放流河川の水生生物にも影響はありません。 |
■放流水自動測定装置 放流水のpH、COD、T-N、T-Pを24時間連続して自動測定を行い記録しています。 | ■放流水監視槽 透明アクリル板の槽に放流水が流れることで、放流水の目視による監視を行っています。 |
■放流水(右側) 活性炭吸着塔内の活性炭により、処理水の色やわずかに残った汚れを吸着処理し、紫外線を照射することで細菌類を滅菌します。 | ■分析室 放流水自動測定装置で測定できない検体や検査項目について、毎日分析を行っています。 |
脱臭設備・その他の設備
施設から発生する臭気のうち、し尿などの強い臭気のものは生物脱臭塔の微生物に分解させたのち、受入室などの臭気と合わせて臭気用活性炭塔で吸着処理させ、クリーンな空気として大気に放出します。
また、非常用発電機を設置することで、停電時においても搬入作業が可能な施設となっています。
■生物脱臭塔 高・中濃度の臭気は、生物脱臭塔の高性能接触剤が持つ吸着作用と充填剤内に生息する微生物の作用により、悪臭物質が効率的に酸化・分解します。 | ■活性炭吸着塔 生物脱臭塔により処理された臭気及び低濃度の臭気は、活性炭により吸着除去されます。 |
■非常用発電装置 受入設備や脱臭設備を停電時にも稼働できるように、非常用発電装置を設置しています。また、この装置は消防法に定められたもの(40秒型)より早い10秒以内起動型を採用しています。 | ■中央監視室 施設の設備機器の運転を自動化し運転管理を最適化するため、中央監視室の監視装置(データロガ)により、各種データを管理しています。 |